写真撮影委託契約書サンプル


各契約の内容について、簡易分の契約書サンプルを紹介しています。

請負契約の対象となる制作物の内容や、契約解除となる場合の事由
・・・などの契約上の主要事項を取り決めること
そして、当事者が分かりやすい様に作成しておくのがポイントです!
著作物の絡む請負の場合、その著作権につき著作権第27条及び第28条に規定する権利(二次利用=翻訳や編曲・変形など・・・)をどうするかもポイントです。

契約書サンプルの使用は、内容を十分ご理解の上、利用者様の責任においてご使用下さい。
当事務所では一切の責任を負いかねますので予めご了承お願い致します。

写真撮影委託契約書契約書/見本


イ写真撮影委託契約書契約書

株式会社    (以下「甲」という)を委託者とし
株式会社    (以下「乙」という)を受託者とし、以下の通り、写真撮影業務に関する以下の契約を締結した。
第1条 (目的)
甲は乙に対し以下の写真(以下「本著作物」という)の撮影を乙に委託し、乙はこれを受託する。
 ・データ形式:
 ・数量:
 ・撮影趣旨:・・・・・として
第2条(制作費用等)
本業務の対価として甲は乙に金  0,000円及び消費税(費用内訳は別紙)を支払う。
なお、対価の支払方法は乙の指定する銀行口座に支払うものとし、振込手数料は甲の負担とする。
第3条(委託内容等)
1.本著作物は、前条で指定された形式のファイルをDVD-R又はCD-Rに格納し納入する。
2.納期は   年  月  日までとする。
3.前項の納期は、業務状況によって変更することができる。
4.本著作物について、乙は納入を受けた後速やかに検査し、本著作物に瑕疵又は甲の意図に合致しない場合はその旨を乙に通知し、 当該通知を受けた乙は速やかに甲の指示に従った対応を行うものとする。
第4条(著作権等に関する保証等)
乙は、本著作物が、第三者の著作権やその他の工業所有権等(以下「著作権等」という)に基づく権利を侵害していないことを保証し、 本著作物が、第三者の著作権等を侵害しているとしてその使用を差し止められた場合、又は損害賠償を命じられた場合、 乙は甲に生じた損害を賠償するとともに、第三者の著作権等を侵害しないものを新たに無償で甲に提供するものとする。
第5条(著作権の帰属)
本著作物の著作権等(著作権につき著作権第27条及び第28条に規定する権利を含む)は、対価を全額支払ったときに甲に移転する。
第6条(秘密保持)
1.甲および乙は、本契約遂行のため相手方より提供を受けた知り得た技術上又は営業上その他業務上の知り得る情報等を、 第三者に開示又は漏洩してはならない。ただし、次の各号のいずれか一つに該当する場合にはこの限りではない。
(1)秘密保持義務を負うことなく既に所有している情報
(2)本契約に違反することなくかつ公知となった情報
(3)秘密保持義務を負うことなく、第三者から正当に入手した情報
(4)相手方から提供を受けた情報によらず、独自に開発した情報
2.本条の規定の効力は、本業務の完了後も存続する。
第7条(協議)
本契約に定めのない事項、または本契約の条項の解釈に疑義が生じた事項については、甲乙誠意をもって協議し解決をはかるものとする。
以上のとおり、商品販売委託契約が成立したので、これを証するため本契約書2通を作成し、甲乙各自署名押印の上、各1通を保有する。

平成  年  月  日
甲)
     住所
商号
代表取締役             印
乙)
     住所
商号
代表取締役              印
----sample/sample/sample----

point

簡易的なサンプルです。写真撮影の委託に関する契約は、内容の性質上請負契約の場合に該当する場合が多く課税文書となります。
なお、著作権の譲渡のみの場合であっても課税文書の扱いです。
委託により制作されたものが著作物となる場合では、最終の著作権の移転の定めが重要となります。
写真自体が著作物となるかならないかの判断がありますが、定義として「思想又は感情を創作的に表現し、文芸・学術・美術又は音楽の範囲に属するもの」となっています。のでこれらを基準に考える必要があります。


↑ PAGE TOP