債務承認弁済契約（留保）サンプル

各契約の内容について、簡易分の債務承認契約書サンプルを紹介しています。
事後のトラブルの予防を可能な限り行うためには、書面への記載事項を考えながら、それぞれの契約内容に適した書面を作成したほうが良いでしょう。

通常の債務承認弁済契約では、新たに弁済条件等を定めていきますが、これに、従前の元契約に伴う遅延損害金等が負担されている状況でスタートさせる例です。
当事者が予め合意でき、不安定な権利関係を明確にしたいときはこの契約で対応できます。

契約書サンプルの使用は、内容を十分ご理解の上、利用者様の責任においてご使用下さい。
当事務所では一切の責任を負いかねますので予めご了承お願い致します。

債務承認弁済契約/見本

債務承認弁済契約

債権者　　　　　（以下「甲」という。）と債務者　　　　（以下「乙」という。）は次の通り債務承認弁済契約を締結した。
第１条
乙は、甲に対し、平成　年　月　日現在にて、平成　年　月　日付締結・・・・・契約に基づく 甲への未払債務金　　，０００，０００円を負担し、これらの債務に対する本日から支払い済みに至るまで年１４．６％の割合による遅延損害金を負担していることを承認し、乙は、これを以下の条項に基づき履行する旨を述べ、甲はこれを承諾した。
第２条
乙は、次の事項を履行することを約した。
（１）　元金は、　　年　　月～　　年　　月まで毎月末日限り金　　，０００，０００円を分割して支払う。
（２）　支払に要する費用は乙の負担とする。
（３）　前記の各金員は、甲の指定する方法で支払う。
第３条　
乙において、次の一に該当したときは、期限の利益を失い、ただちに未済債務金全額を一時に完済するものとする。
（１）　第2条で定める分割金の支払いを１回以上怠ったとき （２）　自己振出にかかる手形、小切手が不渡りとなり、もしくは手形交換所から不渡処分を受けた時。
（３）　他の債務につき、差押、仮差押、仮処分を受け、あるいは、破産・競売・民事再生・会社再生手続きの申し立てを受けたとき。
（４）　他の債務につき、自ら、破産・競売・民事再生・会社再生手続きの申し立てをしたとき。
（５）　甲に通知なく乙が住所を変更したとき。
２　乙が前項記載の期限の利益を喪失することなく第2条の分割金の支払いを完了した場合、甲は乙に対し第1条のその余の債務を免除する。
第４条
本契約に関して紛争が生じた場合には、甲の住所地を管轄する裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とする。
第５条
乙は、甲が要望した場合、本契約を強制執行認諾文言付の公正証書とすること並びに公正証書作成に係る費用は乙が負担するものとすることにつき同意する。

平成　　年　　月　　日
甲）
住所
氏名　　　　　　　　　　　　　印

乙）
住所
氏名　　　　　　　　　　　　　印

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