コンサルティング契約書サンプル


各契約の内容について、簡易分のコンサルティング契約書サンプルを紹介しています。
事後のトラブルの予防を可能な限り行うためには、書面への記載事項を考えながら、それぞれの契約内容に適した書面を作成したほうが良いでしょう。

契約の対象となる業務内容や取扱い範囲、契約解除となる場合の事由
・・・などの契約上の主要事項を取り決めること
そして、当事者が分かりやすい様に作成しておくのがポイントです!
その他、費用の負担先や禁止事項など当事者間で個別に決める場合には特に記載しておくべき内容です。

契約書サンプルの使用は、内容を十分ご理解の上、利用者様の責任においてご使用下さい。
当事務所では一切の責任を負いかねますので予めご了承お願い致します。

業務委託契約書/見本


コンサルティング契約書

株式会社○○○(以下「甲」という)と △△△株式会社(以下「乙」という)は、以下の通りコンサルティング契約を締結する。

第1条(業務受託)
甲は乙に対し、次条に定めるコンサルティング業務(以下「本件業務」という)を委託し乙はこれを受託した。

第2条(業務の範囲)
本契約に基づく本件業務の範囲は次の通りとする。
・経営及び人材管理に関する指導及び助言
・●●分野に関する知識、技術等のノウハウの提供
・●●分野に関する調査・分析

第3条(業務の提供時間等)
1.本件業務の提供時間は次の通りとする。
・曜日:月曜から金曜日(祝祭日を除く)
・時間:午前10時から午後6時まで
2.前項の提供時間について、甲乙間で合意した場合、適時変更することができるものとする。

第4条(委託料)
1.甲は乙に対し、委託料として月額     円を当月分を前月の末日までに支払う。
2.委託料は乙指定の金融機関口座に振り込むものとし、振込にかかる手数料等の費用は甲の負担とする。
   
第4条(費用負担)
乙が業務の遂行のため、個別の費用が発生する場合甲がこれを負担するものとする。ただし、当該費用については事前に甲の承諾を必要とする。

第5条(秘密保持)
甲及び乙は、本契約の履行により知り得た相手方の事業情報及び技術情報その他一切の情報を相手方の承諾なく第三者に漏洩してはならない。ただし、以下のいずれかに該当する場合この限りではない。
(1) 秘密保持義務を負うことなく、既に保有している情報
(2) 本契約に違反することなく、かつ公知となった情報
(3) 秘密保持義務を負うことなく、第三者から正当に入手した情報
(4) 相手方から提供を受けた情報によらず、独自に開発した情報

第6条 契約期間は平成  年  月  日から平成  年  月  日までの1年とし、契約満了の1か月前までに書面により本契約を満了時に終了する旨を通知しない限り、契約は自動的に1年間更新され以後同様とする。

第7条(契約解除)
1.甲及び乙は、相手方が次の各号のいずれかに該当したときは、催告その他の手続を要することなく直ちに、本契約を解除することができる。
(1) 業務に関し重大な過失又は背信行為があったとき。
(2) 支払いの停止があったとき、又は仮差押、差押、競売、破産、民事再生手続開始、会社更生手続開始、会社整理手続開始、特別清算手続開始等の手続の申立てがなされたとき。
(3) 手形交換所からの取引停止処分を受けたとき。
(4) 公租公課の滞納処分を受けたとき。
(5) その他、本契約の継続困難となる重大な事由が発生した場合。
2.甲及び乙は、相手方が本契約に違反した場合に、相当の期間を置いて催告したにもかかわらず是正されないときは、本契約を解除することができる。

第8条(契約上の地位の権利義務の譲渡の禁止)
甲及び乙は、本契約上の地位及び当該地位に基づく一切の権利義務を相手方の事前の書面による承諾なく、第三者に譲渡し、又は担保に供してはならないものとする。

第9条(協議) 甲及び乙は、本契約に定めのない事項又は疑義が生じた事項については、誠実をもって協議し解決を図るものとする。

本契約締結の証として本契約書2通を作成し、甲乙各自捺印の上、各1通を保有する。
平成  年  月  日
甲)委託者
     住所
商号
代表取締役             印
乙)受託者
     住所
商号
代表取締役              印
----sample/sample/sample----

point

簡易的なサンプルです。コンサルティング契約での印紙税は、ノウハウの提供などであれば委任契約であり非課税(印紙不要)
ただし、成果物を予定する場合には「請負契約」についての印紙を、
継続取引に該当する内容であれば「継続取引の基本契約」にとして課税文書となり4000円の印紙が必要となります。
コンサル契約(顧問契約も類似)では
・提供業務の範囲
・秘密保持義務のレベル
・業務に付随する予定の費用負担
・サンプルでは非記載ですが途中解約(契約期間内での解約)事項等
・・・、予定される業務に対しイメージされる取り決めを反映すると分かりやすくなります。


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