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簡易的な「狭義の経営委任契約」サンプルです。経営委託契約は、継続引取引の基本契約に類似する文書となろうかと思われます。
上記以外にも契約解除となる事由や契約を解除したい場合での条件や、その営業内容に応じた必要な取り決め事項等を定める等が考えられます。
フル総合法務行政書士事務所提供
各契約の内容について、簡易分の契約書サンプルを紹介しています。
事後のトラブルの予防を可能な限り行うためには、書面への記載事項を考えながら、それぞれの契約内容に適した書面を作成したほうが良いでしょう。
経営委任契約は、業務委託契約や運営委託契約等と類似する契約です。呼び名は違いますが、営業を行う際での包括的な経営を委任する場合使用されるケースが多いと思われます。
経営を行うのは、委任者の名をもって行うのか受任者で行うのか?
経営の指図権を委任者がもつのかどうか?
営業上の損失や利益はどちらに帰属するのか?
これらの内容を取り決めし契約を行います
経営委任契約には大きく「狭義の経営委任」と「経営管理の委任」があり、経営の計算を委任者がするのかどうか?受任者は包括的で広範に代理権を持つかどうかにより区別されます。
契約書サンプルの使用は、内容を十分ご理解の上、利用者様の責任においてご使用下さい。
当事務所では一切の責任を負いかねますので予めご了承お願い致します。
経営委任契約書
株式会社○○○(以下「甲」という)と △△△株式会社(以下乙という)は、以下の通り経営委託契約を締結する。
第1条 甲は乙に対し、下記に定める店舗での飲食店営業の経営業務を委託し乙はこれを受託した。
・所在地:
・総面積:123㎡
第2条 乙は、本契約に基づく保証金として金123万円を甲に支払うものとする。
2.前項の保証金は、前条で定めた店舗(以下「営業店舗」という)の引渡日に甲に支払うものとする。
3.保証金は、無利息とし、本契約が終了し乙が甲に営業店舗を明け渡すときに返還するものとする。
ただし、損害金、歩合金等乙の負担すべき債務の未払いがある場合、甲はこれを保証金より控除することができるものとする。
第3条 乙は甲に対し、月間収益の20%を歩合金として支払う。
2.月間収益の計算は、営業店舗での売上より、甲乙協議の受け定めた費用を控除して行うものとする。
第4条 乙は、本契約に基づく経営業務を甲の名をもって遂行する。
2.乙は、経営業務を遂行するにあたり、営業資金の借り入れの他、経営業務につき重大な行為として甲乙協議により定めた事項については、甲の承諾を要するものとする。
第5条 本契約に基づく営業店舗での費用は乙が負担する。
第6条 甲乙双方は、本契約の履行により知り得た相手方の営業上又は技術上の識を第三者に漏洩してはならない。
第7条 乙は甲の承諾なくして、自己の地位その他の権利を第三者に譲渡、転貸してはならない。
第8条 契約期間は契約締結日から 年 月 日までの5年とする。甲又は乙の申し出がないときは自動的に1年間更新され以後同様とする。
第9条 本契約が終了した場合、乙は営業店舗を現状に復し、遅滞なく甲に明け渡すものとする。
本契約締結の証として本契約書2通を作成し、甲乙各自捺印の上、各1通を保有する。
平成 年 月 日
甲)委託者
住所
商号
代表取締役 印
乙)受託者
住所
商号
代表取締役 印
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簡易的な「狭義の経営委任契約」サンプルです。経営委託契約は、継続引取引の基本契約に類似する文書となろうかと思われます。
上記以外にも契約解除となる事由や契約を解除したい場合での条件や、その営業内容に応じた必要な取り決め事項等を定める等が考えられます。