寄託契約書サンプル


各契約の内容について、簡易分の契約書サンプルを紹介しています。
寄託契約とは、物品等を保管することを目的とした契約で、約定に従い、保管した物を返還(消費寄託の場合は同種、同等、同量のもの)するものです。

貸駐車場や貸ロッカーの場合は、保管するための場所を貸しているため賃貸借契約等となり「寄託」契約とは異なります。
寄託は、目的物の保管につき約定しその物を受け取ることで成立するもので、有償契約では倉庫業者等があてはまります。
有償・無償・保管物の種類や期限などにより表現は異なりますが、今回は、倉庫業などが物品等を保管する場合での簡易サンプルです。

契約書サンプルの使用は、内容を十分ご理解の上、利用者様の責任においてご使用下さい。
当事務所では一切の責任を負いかねますので予めご了承お願い致します。

寄託契約書/見本


寄託契約書(寄託申込書)

株式会社    (以下「甲」という)を寄託者とし
株式会社    (以下「乙」という)を受寄者とし、以下の通り商品保管の寄託契約を締結した。
第1条 (目的物等)
甲は乙に対し、甲の取扱い商品△△(以下「商品」という)の保管を寄託し、乙はこれを受寄するものとし、乙の受寄物に関する責任は甲から商品の引き渡しを 受けたときに開始し、商品を引き渡した時に終了するものとする。
第2条(保管場所)
商品の保管場所は下記のとおり。
所在地:
倉庫名称:○○倉庫
倉庫面積:  ㎡ 指定保管場所:別紙のとおり
第3条(保管期間)
寄託する商品の保管期間は  年 月 日から  年 月 日までとする。
保管期間の延長等の変更がある場合については、甲乙協議の上別途条件を定め決定するものとする。
第4条(寄託料金及び荷役料)
寄託料金及び荷役料は金 円とし甲は乙に対し支払いを行う。
第5条 (入庫・出庫作業)
商品の入庫・出庫作業は乙の責任において実施する。
ただし、乙が個別に承認した場合はこの限りではない
第6条(その他詳細事項)
寄託する商品の保管に関する詳細事項は、別途制定の「倉庫寄託約款」に定めに従うものとする。

第7条(合意管轄)
本契約に関する一切の紛争については乙の本店所在地を管轄する地方裁判所を第一審の管轄裁判所とする。
  第8条(協議)
本契約及び倉庫寄託約款に定めのない事項、または条項の解釈に疑義が生じた事項については、甲乙誠意をもって協議し解決をはかるものとする。
以上のとおり、寄託契約が成立したので、これを証するため本契約書2通を作成し、甲乙各自署名押印の上、各1通を保有する。

平成  年  月  日
甲)
     住所
商号
代表取締役             印
乙)
     住所
商号
代表取締役              印
----sample/sample/sample----

point

簡易的なサンプルです。寄託契約の印紙は、寄託物が金銭や有価証券以外の場合非課税となります。
ただし、単なる保管引き受け以外の荷役作業や保管に関する点検業務等も合わせて実施する場合、請負に関する文書又は継続的取引に関する文書として印紙税が必要となります。


↑ PAGE TOP