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簡易的な事例を入れた「地位承継合意書」サンプルです。地位承継合意書によって、
旧借主、新借主の立場がどうなるのかが分かり易ければ良いのではないでしょうか・・・
ある時点(今回であれば合意日)にて、一切の権利義務を承継できる方が貸主にとっても請求行為等、分かりやすくできるか思われます。
(印紙代について)承継する内容のもとが「建物の賃貸借」場合では、印紙代不要、ただし、土地賃貸借契約の場合印紙が必要となるケースがありますので確認が必要です。
フル総合法務行政書士事務所提供
各契約の内容について、簡易分の契約書サンプルを紹介しています。
事後のトラブルの予防を可能な限り行うためには、書面への記載事項を考えながら、それぞれの契約内容に適した書面を作成したほうが良いでしょう。
今回の賃借人の地位承継合意書は、飲食や物販店舗の賃貸借をモデルにしております。通常であればそれぞれに契約内容を履行し進行するのですが、
店舗の内装や什器等の関連(原状回復等が主)から、原状のまま、新たな借主へ契約が移行していくイメージとなります。
前提条件としまして、貸主と新旧の借主の合意があっての書面となります。
通常は、旧借主の権利義務の一切を新借主が引き継ぐ旨
・内装関係の所有権の移転及び以後の管理の帰属
・移行期間において費用がある場合は、いつから分が新借主の負担とするのか?(当該契約以降はすべて新借主にする等)
・保証金を差し入れている場合、一旦清算し新たに預託するのか?そのままで地位を移行させるのか?
・別途、新たに賃貸借契約を新借主にて締結するのか?
等、必要な事項を書面に盛り込んでおけば良いかと思います。
契約書サンプルの使用は、内容を十分ご理解の上、利用者様の責任においてご使用下さい。
当事務所では一切の責任を負いかねますので予めご了承お願い致します。
賃借人の地位承継合意書
貸主:株式会社○○○(以下「甲」という)、旧借主:△△△株式会社(以下「乙」という)及び、新借主 (以下「丙」という)は、
甲乙間で別途締結された 年 月 日締結の〇〇〇〇契約(以下「原契約」という)上の乙の地位を、丙に承継(以下「本承継」という)
させること等につき以下の通り合意した。
第1条 (地位及び権利義務の承継)
1 本日付けにて、原契約における乙の地位及び権利義務を丙が承継し、甲は、その承継につき承諾する。
2 甲丙間においては、権利義務を明確にさせるため、新たに賃貸借契約書(以下「新契約」という。)を作成するものとする。
3 本合意書作成以降、原契約に関わらず、新契約における記載内容が以後有効であることにつき甲丙の双方は何ら異議なく合意する。
第2条 (その他留意事項)
1 甲乙丙は、原契約に基づき、乙が預託している保証金について金額を確認するとともに、本承継によって新契約に基づく保証金として充当させることについて合意する。
2 前条の承継により、丙は賃料などの支払いは 年 月 日限のものより開始することを確認する。
3 甲乙丙は、本承継以前に乙に帰属する権利及び義務の一切についても、乙より丙に承継されることにより、
本合意日現在にて、甲乙間の権利義務関係は丙に移行し、乙は甲に対し何らの権利がないこと及び、
丙は本承継以前の乙の権利義務を有していることことにつき確認の上、合意する。
以 上
本合意の証として本書を作成し、甲乙丙がそれぞれ記名捺印の上、甲が原本を乙及び丙がその写しを保有する。
年 月 日
甲):
住所
商号
代表取締役 印
乙):
住所
商号
代表取締役 印
丙):
住所
商号
代表取締役 印
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旧借主、新借主の立場がどうなるのかが分かり易ければ良いのではないでしょうか・・・
ある時点(今回であれば合意日)にて、一切の権利義務を承継できる方が貸主にとっても請求行為等、分かりやすくできるか思われます。
(印紙代について)承継する内容のもとが「建物の賃貸借」場合では、印紙代不要、ただし、土地賃貸借契約の場合印紙が必要となるケースがありますので確認が必要です。